消費者契約法で無効にならないキャンセルポリシーの作成方法

by 弁護士 小野智博

【目次】

1.キャンセルポリシーに関する消費者契約法の基本ルール
2.消費者契約法に基づいて無効になる契約条項とは
-1.事業者は責任を負わないとする条項
-2.「法令に反しない限り」等、免責の範囲が不明確な条項(2023年6月施行)
-3.消費者はどんな理由でもキャンセルできないとする条項
-4.成年後見制度を利用すると契約が解除されてしまう条項
-5.遅延損害金の上限額を超えて定める条項
-6.消費者の利益を一方的に害する条項
3.消費者契約法で無効にならないキャンセルポリシーの作り方のポイント
-1.業種別にキャンセル料金を定める
-2.飲食店・宿泊施設などの予約キャンセルの場合
-3.物販の予約キャンセルの場合
-4.特定継続的役務提供型サービスのキャンセルの場合
-5.無断キャンセルの場合のキャンセル料の算定方法
4.キャンセルポリシーに盛り込むべき項目
5.キャンセルポリシーの必要性と重要性について
6.キャンセルポリシーだけだと対策は不十分?より安心なキャンセル対策とは
7.まとめ