業種別事例:小売

株式会社ゴルフパートナーロゴ
会社名:株式会社ゴルフパートナー
所在地:東京都千代田区神田錦町3丁目20番地 錦町トラッドスクエア13F
設立:1999年6月30日
資本金:1億円
上場:ゼビオグループ、東証一部
売上高:348億円
事業内容:総合ゴルフショップ「ゴルフパートナー」フランチャイズチェーン事業、「フェスティバルゴルフ」事業、EC事業

中古ゴルフクラブという新しいマーケットを創造し、成長を実現

株式会社ゴルフパートナー(以下、ゴルフパートナー)は、中古ゴルフクラブという新しいマーケットを成功に導くキーファクターは、圧倒的なスピードによる多店舗展開であると考え、積極的なFC事業を展開。設立わずか1年で業界ナンバーワンに。また、総合ゴルフショップ業界でも有数の企業となった。マーケットリーダーとなった今、同社は海外を視野に入れ、次のステージを目指し邁進している。

プロジェクト概要

導入前の課題

海外の現地規制調査、海外事業や輸出入を含めた、上場レベルのコンプライアンス体制・ガバナンス体制の確保

FTS Solution

計画段階における海外規制の調査、現地企業との契約交渉支援、現地商慣習を理解したプロジェクトマネジメント

導入後の効果

アメリカでの規制をクリアし、現地企業との契約に成功、現地ECサイトの立上げと運用、中古ゴルフクラブの日本からの輸出体制の確保、コンプライアンス・スキームの構築に成功

Story

川崎 康史 氏

株式会社ゴルフパートナー 営業推進本部 執行役員 川崎 康史 氏

「ファースト&タンデムスプリント法律事務所は、海外ビジネスの計画段階、実行段階、そして運営をスタートしてからも常に寄り添って一緒に進めてくれる、必要不可欠なパートナーです。」

プロジェクトの背景

ゴルフパートナーは、「ゴルフライフパートナー」をキーワードに、付加価値の高いクラブをお手頃価格で提供する「中古ゴルフショップ」から、中古・新品を問わず、あらゆるクラブニーズにお応えする「総合ゴルフショップ」へ、さらに、ゴルフ練習場事業やゴルフスクールの開設、ゴルフ場の予約やEコマースの運営など、快適なゴルフライフ実現のための商品・サービスを提供する企業へ発展しようとしていた。同時に、グローバル企業としての成長を目指しており、そのためには、リーガルリスク、品質管理リスク、知的財産権リスク、カントリーリスク等に立ち向かう、国際企業としての強固なコンプライアンスとガバナンスの体制を確立する必要があった。

ファースト&タンデムスプリント法律事務所の選定理由

中古ゴルフクラブの販売を行うゴルフパートナーにとって、ゴルフ大国アメリカでの事業は、必ず成功させなければならないミッションであった。そのため、同社執行役員の川崎氏は、数社から提案依頼書を受けて比較検討。その結果、パートナーとして選んだのがファースト&タンデムスプリント法律事務所だった。「ファースト&タンデムスプリント法律事務所を選んだ理由はアメリカ進出に強みがあり経験値が高いことでした。アメリカ事業のプロジェクトマネジメントに必要な課題と解決策について、どの事業者よりも具体的な提案ができていたので、弊社のプロジェクトへの理解度も深いと判断したのです」とゴルフパートナー執行役員の川崎氏は説明する。「小野智博弁護士は小売業の顧問先も多く、海外ビジネスや海外コンプライアンス・ガバナンスの支援に精通していたこと、ビジネス目線での議論やスピード感、フットワークの良さがこれまでの弁護士とは違うと思い、顧問契約を決めました」「プロジェクトを進めるうえでの社内での役員会決裁の準備などまで含めて、積極的に活躍していただいています」(川崎氏)。

ファースト&タンデムスプリント法律事務所の支援内容

<海外現地規制を乗り越えるネットワークとスピード感>

海外ビジネスをするにあたり、最初に必要となるのは現地規制の調査である。ファースト&タンデムスプリント法律事務所は、アメリカ・カリフォルニア州にパートナーとなる複数の現地法律事務所及び会計事務所があり、それらの専門家を通じて、現地の法律・税制の調査を行った。そのうえで、ゴルフパートナーにとって実現可能なスキームを、担当執行役員の川崎氏を中心とする海外担当チームとコミュニケーションを重ねながら検討していった。「従来の会議や電話のみならず、チャットワークを使用した24時間体制のオンライン会議室を活用することで、時差のある海外事業でもスピード感をもって進行することができました」「小野弁護士はアメリカでの生活経験・ビジネス経験があるので、弊社のアメリカでの状況を一からご説明しなくてもご理解いただけることも、大変助かりました」(川崎氏)。

<海外企業との契約も、日本からのプロジェクトマネジメントで実現>

現地でビジネスを進める段階では、パートナーとなる現地企業との契約が必要である。パートナーシップ契約・販売店契約・代理店契約・人材の確保に関する契約・物流や倉庫などの業務を委託する契約、広告に関する契約など、必要な契約は多岐にわたるが、それぞれについて、日本語・英語での対応と、契約書案のレビュー、コメント、対案作成を順次行っていった。その際には、現地の法律と日本の法律の両方を理解し、違いを理解して遵守する必要がある。「現地の弁護士・会計士と日本の弁護士がチームを組み、ファースト&タンデムスプリント法律事務所がプロジェクトマネジメントをしてくれるので、現地の法律も日本の法律も両方守りながら、プロジェクトを進めることができるので、安心です。現地のビジネスがスタートしてからも、いろいろと疑問が生じたり、ご質問することが多いのですが、迅速にアドバイスをいただけるので、とても助かっています」(川崎氏)。

導入効果と今後の展望

<アメリカECは安定稼働、新たな韓国・ベトナムでのプロジェクトに期待>

プロジェクトは少人数のチーム体制であったが、目標としていたアメリカでのECサイトの開設・運営開始を実現。販路開拓にも成功し、売上を伸ばしている。
ゴルフパートナーでは今後、韓国及びベトナムでのビジネスも進めていく計画であり、その際もファースト&タンデムスプリント法律事務所とともに取組みを進めていく考えだ。