日本企業の海外進出というと、その難しさとして、日本とは異なる法律、ビジネス習慣、文化、言語や考え方が壁となり、ともすると消極的になりがちかもしれません。大企業ならともかく、人的・資金的リソースが比較的少ない中小企業であれば、なおさらかもしれません。
しかし、私は、日本の中小企業こそが積極的に海外に進出して、新たなマーケットでの挑戦をすることを強くお勧めしたいと思います。
海外展開に挑戦している私のクライアントの多くは、地方の中小企業です。その経営者の方々は、その動機を以下のように仰います。
「今は利益を出せているが、例えば20年後、日本の人口が減少を続けてマーケットが縮小したときに、今と同じことをしていたら絶対に生き残れない。」
このような生き残りをかけた危機感と、同時に、「せっかく世界に売れる商品・サービスを持っているのだから、世界の大きな市場を開拓するチャレンジをしたい。」という期待を胸に、中小企業の経営者は海外を目指します。
ひと昔前は、日本国内で自社の売上を伸ばし、東京で一旗あげて、その後初めて海外に挑戦するということが当たり前でした。でも今は違います。地方から直接、海外を目指せる時代です。私たちのような専門家の支援も、ITの進化のおかげて、地方まで直接に行き届いています。
日本の中小企業には、大企業にはない意思決定の迅速性や機動性と、高度の専門性を持っています。
人的・資金的リソースが大企業に比して弱くとも、私たちのような専門家の支援や、外部からの資金調達を確保できれば、十分に海外で戦うことができます。
また、激しく変化し続ける昨今の経済環境においては、中小企業の機動性は、大企業に比べてアドバンテージとなります。ぜひ積極的に海外に進出し、世界市場で勝負しましょう。
私たちが全力でサポートいたします。
執筆者:弁護士小野智博
弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所 代表弁護士
企業の海外展開支援を得意とし、日本語・英語の契約審査サービス「契約審査ダイレクト」を提供している。
また、ECビジネス・Web 通販事業の法務を強みとし、EC事業立上げ・利用規約等作成・規制対応・販売促進・越境ECなどを一貫して支援する「EC・通販法務サービス」を運営している。
著書「60分でわかる!ECビジネスのための法律 超入門」
当事務所のご支援事例
業種で探す | ウェブ通販・越境EC | IT・AI | メーカー・商社 | 小売業 |
---|
サービスで探す | 販路開拓 | 不動産 | 契約支援 | 現地法人運営 | 海外コンプライアンス |
---|
ご相談のご予約はこちら
弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所
(代表弁護士 小野智博 東京弁護士会所属)
03-4405-4611
*受付時間 9:00~18:00